「恋、このドレス、とーっても可愛いよ!」
駅中のファッションビル。
恋と理央は、メイクフェスティバルに着ていくドレスを買いに、小さなブティックを覗いていた。
「コンセプトは妖精。現実離れしたイメージのメイクをするつもりなんだ。恋って異常に綺麗な顔立ちしてるから、ナチュラルメイクじゃ勿体ないと思って。」
理央は、オレンジ色の短いドレスと、薄いブルーのふわふわしたドレスを見比べた。
「メイクフェスティバルのこと家族に言ったら、それは是非そうしたいだろうって、お小遣いいっぱい貰ったんだ。私が買うから安心して。あっ恋これなんかどう?」
理央は恋の体にピンク色のリボンの付いたドレスをあて、楽しそうに笑った。
