幼なじみは狐の子。〜黒白王子の三角関係が始動する〜







 



 
 学校へ行くと、斜め前の席に美風はもう着席していた。

 教室に入って来た恋の姿を認めると、美風は振り返って恋が席に着くのを待った。


「新田さん」

「樋山くん」

「今日はいつもより早いね。なにかあった?」


 恋は笑顔で言った。


「早起きを始めてみたんだ。続くかは分かんないけど。」

「へえ。良いね。」


 美風は頬杖をついて口を開いた。


「体調管理だったら、早起き以外にも、体重を測るとかが良いらしいよ。ヘルスケアになって。身長は……滅多には測らないけど。」

「体重かあ。」

「もっとも、そうそういきなり変わるものじゃないから、あれだけどね。良いって言われてるよ。ダイエットは、新田さんは必要ないけど、美容にも良いって言うよ。早起きするために、昨日は早く寝たの?」

「10時には寝たよ。眠りについたのはもうちょっと遅かったけど。」

「良いことだね。応援するよ。夜型より朝型の方が健康的だから。」


 美風は他にも体調管理なら色々ある、と言ってその話をした。