幼なじみは狐の子。〜黒白王子の三角関係が始動する〜







 


 博物館に着くまで、恋と美風は宗介の事を話していた。

 宗介は美風の事を話すのを嫌ったが、美風は別にこだわらなかった。
 ただ、

「どうして上野の事をだすのかって考える。僕に嫉妬して欲しいんだと良いけど。でも、キミにはそういう考えはないんだろうから。小憎らしい。」


 と言った。



 博物館は、珍しい形をした前衛的な建物だった。
 前に水の流れる時計の様な不思議なモニュメントがあって、静かに陽に輝いている。