幼なじみは狐の子。〜黒白王子の三角関係が始動する〜


 






 日曜日。
 結局、恋は、日時計の広場で美風を待っていた。


「新田さん、おはよう」

「樋山くん」


 間もなくして美風が現れた。
 美風はお洒落な格好をしていて、どう考えても美しい整った容姿は、目立って周りの人目を引いていた。


「来てくれて良かった。今日は思い出になる事いっぱいしようね。色々考えてきたんだ。」

 それから、

「上野には結局言わないでくれたけど、それって僕が脅したからでしょう。そういうのつまんない。もっとキミから積極的に来てくれなきゃ。……今日は僕が本命って思っていいんだよね?」


 と言いながら、恋の手を取って歩き出した。