「白王子親衛隊の方、ちょっと落ち着いて。」
伊鞠が言った。
「状況を整理させて頂戴。新田さんはどうやってあなたにぶつかってきたの?。できるだけ詳しくお願い。」
「新聞部!。やった!。それは、早足で歩いて、思い切り……」
「早足でなんて歩いてなかった!」
恋が思わず泣き声を出すとうららは恋を睨んだ。
「黙りなさいよ!」
「うーん、これは、黒白王子の三角関係を巡る事件ね……。新田さん、悪いけど私達報道の義務があるのよ。もし姫に非がある場合でも新聞には載せなくちゃならないの。ごめんなさいね。」
「思いっきり騒ぎ立てて報道してくださいね。悪者は新田恋です!。だってとっても痛かったんだから!。」
「……。」
弱り果てた恋の前に、美風が立った。
