幼なじみは狐の子。〜黒白王子の三角関係〜






 



 ぶつかったのが恋と分かるやいなや、うららは大声を上げた。

 
「痛ったあい!。何するのよお!」


 恋は驚いてうららを見た。


「最低!。上履き替えたばっかりなのに踏まれた!。どうしてくれるの!」

「えっだって……」

「肩痛ーい腕痛ーいお腹痛ーい!。新田恋、あんたのせいだからね!。」


 廊下に居た周りの生徒が恋をちらちら見始めた。

 恋は、言葉に詰まって、おどおどした表情で、ごめん、と繰り返した。