日曜日。
恋が日時計の広場で律を待っていると、間もなくして律がやってきた。
「恋」
「あ、律」
「今日は来てくれて良かった。また上野さんあたりからやいのやいのと言われてお流れになるかと心配してたんです。」
「宗介には内緒だよ。」
「でしょうねえ。その方が良い。僕も上野さんに文句言われるの嫌だし。今日はたこ焼き屋に行きますよ。」
歩き出す恋と律と、その後ろには二人組の人影。
カモフラージュに帽子を目深に被った2人は、伊鞠と桂香だった。
「デート開始ね。」
「……尾行。」
伊鞠と桂香は一定の距離を保って、恋と律の後をつけて歩いた。


