幼なじみは狐の子。〜黒白王子の三角関係が始動する〜




 

 奥まで入って行くと紅葉はますます見事になった。

 恋と美風と律は、枯れ葉を踏む足音を立てながら先へ進んだ。

 紅葉の下、先頭を歩く美風の後ろで、律が、ふいに恋の手を掴んだ。

 
「しっ」


 唇に人さし指を当てると、律は恋を脇へそれた公園の奥へと引っ張った。