恋と理央が星祭り、と話すのを聞いて、斜め後ろの席で頬杖をついていた宗介は、ちょっと考え顔をした。 宗介は、今年の星祭りに恋を誘う予定だった。 お祭りには毎年恋を含めた友達数名で行くが、宗介は今年は恋と2人きりで行くつもりだった。 そのために宗介は友達からの誘いを断っていたが、タイミングがなくて、恋をまだ誘っていなかったのだ。 やがてチャイムが鳴って朝のホームルームが始まった。