果たして石の塔は崖の近くに立っていた。 「ここが……。」 塔の一番下について、魔法の絨毯を降りた恋たちは、大きな石の塔をみあげた。 見上げると塔は高く聳える古い塔で、良く見なくてもダークファンタジーの雰囲気を纏っていた。 入り口を入ると中は暗く、ここを歩くのか、と恋はごくりと唾を飲んだ。