幼なじみは狐の子。〜黒白王子の三角関係が始動する〜




◆◇◆





 時同じくしてあの悪漢たちは病院から出てくる所だった。

 影のモンスターと契約すると、善の力の銀色の光に弱くなるので、この間の戦いは、悪者たちに大ダメージだったらしい。


「もう少し、もう少しだったのに。」


 女は悔しそうに言った。

 

「狐は狐でも魔法覚醒者付きじゃな。諦めるか?」

「タイプB型の魔法を諦める?。私が?」


 男が聞くと女は長い髪を払って怒りを示した。


「最後の最後まで追うわよ。あの狐。」

「あいつは俺達のものだ。だがもうすぐゲートが開き、奴らが帰ってしまう」

「彼ら本当の異世界人なのかしらね。」


 闇夜に月だけが照っていた。