「タイプB型の魔法って、難しい?」
ポケットから顔を出して、恋が聞いた。
「別に。簡単。樋山にもできるよ。念じ方が違うだけ。」
「私に魔法が使えたらな。」
「迷惑。お前と魔法の組み合わせ。何しでかすか分かったもんじゃない。危なっかしいったらない。なくて正解。ああ良かったお前が魔法覚醒者じゃなくて。」
宗介はぶつぶつ言いながら歩く。
恋が言った。
「ランタン祭り綺麗だね。最近デートしてなかったから、丁度いいかも。」
「まーた都合の良いこと言って。次一人で出歩いたら許さないから。危ないって言ってるのに。まったく。ほんっと、どうかしてる。馬鹿なんだから。」
そう言いながら、宗介は、夜にあまりに印象的な明かりの祭りに目を細め、ぶらぶらゆったり帰ったのだった。
