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恋と宗介と美風と律は、王都から馬車でゲートに向かっていた。
「何で車があるのに車で行かないんだろう」
馬車の中で恋が呟いた。
「ゲートまで、特別なルートを通るんだって。だからじゃない?。馬車なの。」
「美風の言う通りです。馬車じゃなきゃ通れないんですよ。通行規制がかかってるんです。」
「律はゲートの場所知ってるの?」
「ゲートの場所は毎回変わるので、知ってる訳ではありませんが、まあ大体の見当は付きますね。今回は石の塔だと思います。古い大きな塔ですよ。」
「どうでも良いけど揺れない馬車だな。御者がよっぽど熟練してるんだろうね。恋、窓を開けすぎるなよ。」
途中、恋は狐になって、宗介の膝の上で眠った。
