◆◇◆ 王族に謁見するのは大変だった。 まずめいっぱいドレスアップして、その後4人は御城に行くために迎えに来た馬車に乗った。 揺れる馬車の明かりが地面を照らす。 門番が大きな門を開けると、馬車は中へ入った。 入り口から見上げると物語の中の様な白壁の美しい御城。 「恋、手」 正装した宗介に手を引かれて広い階段を登りながら、恋はこれがファンタジーの世界なのか現実なのか分からなくなった。