道を進むと不思議な格好をした一行に出会った。みんなバルーンを持っていて、今で言うコスプレをしている。
「城下町はコスプレで歩くのが普通なんですよ。」
律が説明した。
「バルーンを持ってパレードするんです。恋、着替えたいですか?」
恋たちはその日泊まる宿屋に行くと着替えをした。
恋は天使、宗介は悪魔、美風はヴァンパイア、律は着替えをせず魔法使いの格好をして外に出た。
通りを歩くと、様々な格好をしている人たちと行きあった。
「この格好でも目立たないって、一体どれだけの人がコスプレしてるんだ」
騎士と神父のコスプレをしている人とすれ違いながら、宗介が呟いた。
「見て見て、頭の天使の輪っか。浮いてるよ」
「魔法をかけてありますから。今日の間は落ちませんよ。」
「樋山くんヴァンパイア似合うね」
「海外の血が入ってるからだろうね。魔法で八重歯になるみたい。ちょっと変な感じするけど。」
「小っ恥ずかしいったらない。これ、一体何からキャラが決まってるんだよ?」
「秘密です。僕だけ魔法使いでそのまま。ふふっ。」
「……。納得行かない。気恥ずかしいったらない。僕も魔法使いのままで良い。ちょっと着替えてきて良い?」
恋達はパレードについて、町中を歩いた。



