恋は、自分でも魔法が使いたかった。 恋は、シェルター内の図書館で、非覚醒者が魔法覚醒する方法をいつも一生懸命調べていた。 と、図書館へ向かう途中恋は、シェルターの廊下で、ある啓示的な広告を目にすることとなる。 『探しものが見つからない場合、王立図書館へ』 恋は王立図書館でなら、覚醒する方法が見つかるかも知れない、と思った。 「よーし……」