幼なじみは狐の子。〜黒白王子の三角関係が始動する〜












 職員室では、箒を持った先生が、学校に紛れ込んだ小狐を捕まえようとしていた。

 慌ただしく戸を開けて職員室に入って来た袴姿の2人を見て、先生は目をぱちくり。

 そしてその生徒が迷い込んだ小狐を睨みつけて、小声で何か囁いたので、先生はもっとびっくりした。


「待て待て今なんて言った?」


 居合わせた教頭先生が、宗介に向かって聞いた。


「ああ、裏山に帰りな、って言ったんですよ。逃がしてきます。」

 
 宗介は肩で小狐を抱き上げながら笑顔で言った。