「家族でももう会えないの? それに私達いとこで、親戚だしさ・・・・・・」
親戚だったらまた会う機会があるのが、普通かもしれない。何よりもユウはフウにとって、唯一の兄妹だし。
「私にとってはみんな家族じゃなかった。私の家族は母だけで、それ以外は家族じゃない。だから楓や利伊、それからユウも友達だよ。家族のような親しみもなくて、知り合いよりもつながっている存在。それが私にとって、楓や利伊、あとはユウもそれくらい」
フウは遠くを見つつ、ゆっくりと話し続ける。
一緒に暮らしていて、家族のように過ごしていた。それでもフウにとっては、私達は家族ではなくて単なる友達だったのだろう。



