「そういえばI駅近くにとってもおいしそうな料理を出してくれる喫茶店があるんだって、利伊は知ってる?」 「知らない」 別に喫茶店へ行かなくても問題ないので、当然のように知らない。 「いつか行ってみるといいよ」 「そうだね」 私は窓の外を見る。桜の花が咲き始めた今、桜以外の色々な花も咲いている。道路沿いにある花壇みたいな物には、そこには小さな花が咲いている。 私がいつ喫茶店へ行く日はあるのだろうか? それは分からない。