「警察に言わなくちゃ、兄が父に殺されたって」 私達を追いかけてきたのだろうか、いつの間にか後ろでいた華恋さんが声を振り絞るように出した。 恐らく想定外だったのだろう。兄が死んだとあちこちで聞いていたけど、華恋さんはそれが嘘だって思っていたかもしれない。