「あんたが稲葉さんを殺したんですか?」 楓がそう叫んだ。 なんでそんな発想になったのだろうか? 私は楓の方を見る。 「血のつながった娘にも同居していた恋人にも伝えない。じゃあ誰になら言えるんだよ。まさか自分の殺人を隠すためじゃないだろう?」 楓の方を見たおじさんは、慌ててドアを開ける。