「えっとこのまま歩きます」 華恋さんがスマートフォンを時々確認しつつ、移動する。少し遠いので運動をあんまりしていない私は疲れてきた。早く目的地に着きたいよ。 「それにしても恋人の父が秘密主義でびっくりした。働いていた会社には亡くなったことを伝えないなんて、基本的にはありえないはず」 ユウは今のたくさんの人一緒に行動するという状態になれていないのか、少しぼそぼそとしゃべっている。