ひみつがくずれるとき


 今日は華恋さんの兄と同じ会社で働いていた人が、華恋さんに情報提供してくれるらしい。


 そしてその華恋さんの兄が働いていた会社が、私の働いている会社と同じいビルにある。そんなつながりがあるもんだから、私も一緒に話を聞くことになった。


「すみません。待たせてしまいました」


 スーツ姿の男性が、私達のいるところへとやってきた。その男性は、私と華恋さんの前に座る。


「こんにちは、佐藤稲葉(さとういなば)の妹鬼頭(きとう)華恋です。今日は兄のことを聞かせてくれるとのことで、ありがとうございます」