政略的皇女は隣国の第2皇子に嫁ぐ

次の日になりました。
天気はいいみたいで、陽の光で目を覚ましました。
隣にいたはずの夫となる人は既にいなくてベッドが広く感じたものです。

さて、今日は皇帝陛下並びに第1皇子にもご挨拶をしなければなりません。

朝からバタバタと支度です。

祖国アルドリックから一緒に着いてきてくれた侍女のルナの指示でいろいろと動いてくれています。

朝食は自室で軽く取り、その後は着飾られて化粧も施します。
こんなことは皇女である私にとっては朝飯前です。
お客様を迎える時は幼い頃からこうしていましたから。

「それで皇女様、昨日の作戦はいかがでしたか?」

ルンルンな顔で私に話しかけるルナ。


「だめだったわ。第2皇子は手強い相手かもしれないわね。それともまだ時間が必要かもしれないわ」

「えー!皇女様が落とせない人なんているんですね!」

「荒療治でもいけたのだけれど、なんだかうまくいかなかったわ」


まだ婚姻前だからなのか、初めて会ったからなのか、私が今までに感じたことのない人でした。
それになんだかじっくり落としていきたい…そんな気分になれる方のようです。


そしてついに謁見の時間です。