「ほら、実際はハルくんと性格違うじゃない。··佑陽くんのほうが口調荒いし··」

芽依の言葉を聞き
“はぁ”

と少しため息を着く佑陽。

「悪かったな、こんなんで··」
そう話す佑陽は
どこか元気がなく

そんな佑陽を見て芽依は
「どうして謝るの?佑陽くんは佑陽くんでしょ?」

「···」
芽依の発言に佑陽は唖然とし

(翔多以外に··初めて言われた)

そう心で思う佑陽。


その時
予鈴のチャイムが鳴り

「あ、行かなきゃ!とにかく安心してね!」
そう言い、芽依は
バタバタと教室へと急ぐ。

(なんか、意外だったな··)