秘密な恋愛

外はチラチラと雪が舞っていた。

「積もるかなぁ〜」

あまり降らない雪に
どこか楽しそうにする芽依。
その横で、先程の余韻からか
緊張が解けたように
ため息をつく佑陽。


「大丈夫?」
芽依は、そっと佑陽の顔を覗く。

「さすがに緊張するよな···。でも、旅行の話しも。俺の両親の話しも。ちゃんと聞いてもらえて良かった。」

「···うん。嬉しかったよ、佑陽くんの言葉」

芽依は嬉しそうに笑いかけた。
その笑顔に、心が暖かくなる佑陽。

「旅行の話しの時さ。芽依の親父さん、結婚の挨拶と勘違いしてたよな?」

「へっ!?」
佑陽の言葉に、驚く表情の芽依。


(気づいてなかったのか)
そんな芽依をみて、
ふと軽く笑う佑陽。

「結婚って···。まだ早いよね··」
恥ずかしそうにつぶやく芽依。

「まだ?」

「あっ···。今のはっ···」

慌てて、誤魔化そうと両手を振る芽依。

「まぁ···。そのうち、な」
恥ずかしがる芽依の頭を愛おしそうに佑陽は撫でた。


(もう···っ。)
その横で
トクトクと
芽依の鼓動が早くなる。