秘密な恋愛

「パパ··?」
心配になり、パパに声をかける芽依。

その声にハッとし
「なんだ。旅行か···」
と小さく呟くパパ。

その言葉に
不思議そうにする
芽依。

でも佑陽はそのパパの様子に、
気づいたのか

(もしかして··“娘さんをください“みたいなのと勘違いした··?)


改まった佑陽の態度に、パパは勝手に結婚の挨拶か何かだと思い込んでいたらしい。


焦りを抑えようと、パパは
1口お酒を飲む。

その様子に、
ふっと、笑いを堪えるママ。


パパは
“はぁ”
と息を吐き

「旅行···か。うーん··」

考えこむ。


「俺から提案したことなので。一切、芽依さんに負担はかけさせません。旅費も、俺が持ちます。···2人きりの旅行なんて、簡単には返事もらえないことも分かっています。芽依さんの体調のことも、安全のことも。俺が責任を持って、守ると約束します。」


まっすぐな佑陽の言葉に
隣で聞いていた芽依は
ほんの少しだけ
目が潤んでいた。