秘密な恋愛

少し間をあけ
“はぁ”
と佑陽は軽く息を吐き




​「母さんが死んでから、ずっと死んだみたいだった俺がさ。記者会見であそこまで必死になってるの見て。親父なりに、安心したのかもな。俺が変わったのに気づいて、芽依に会いたいなんて言い出したんだと思う」

​切なそうに、だけど今度はどこか穏やかに笑う
佑陽を見て、芽依の涙は
少しづつ落ち着いてきた。


「私··大丈夫かな?嫌われちゃったらどうしよ」

佑陽は、ふと軽く笑い

「嫌わねぇよ。その前に、俺が大事にしたいって決めた彼女にそんなこと言わせねぇ」


「それに、もし親父が変なこと言ったら、俺が速攻で連れて帰るから。···だから、そんな心配すんな」

​そう言って、佑陽はポンポンと優しく芽依の頭を叩いた。
佑陽の安心感のある言葉と、自分を何があっても守ろうとしてくれる姿に、芽依は不安だった心が
安心していった。