秘密な恋愛

「芽依がまだ俺のこと思い出せ無いこと。平気かって言われたら嘘になるけどさ···」

(そう···だよね··)
チクリと胸が痛む芽依。


「でも、それよりも。また俺を好きになってくれて。こうやって悩んで泣いてくれて····。記憶がないこと気にしてられないくらい、今の芽依が愛おしくて仕方ねぇんだけど」




(佑陽くん···)

​芽依の瞳から、
再び大粒の涙がポロポロと溢れ落ちる。

けれどそれは、さっきまでの苦しくて冷たい涙ではなく、胸の奥がじんわりと温かくなるような、嬉し涙だった。


「無理に仕事終わらせた?違う。少しでも芽依に会いたくて、俺が勝手にしただけ。芽依はさ。大人しく俺に甘えとけよ」


止まらない涙。

「っ···佑···陽くん···」


そっと佑陽は芽依の顔を少しだけ
自分へと向かせ


「芽依」


芽依に
優しく
甘いキスを落とした。



愛おしく
大好きだといっているような
甘いキスを····。