秘密な恋愛

それから数分後。
「あっ、分かった!こうだよねっ」

スラスラとノートに書き出す芽依。

「うん、合ってる」
「良かった!佑陽くんの教え方分かりやすい!」

「そりゃ良かった」

佑陽は少し笑いながら答える。

それから佑陽に抱きしめられながも、
勉強を進めていく芽依。
ドキドキは変わらないものの、
それは少しずつ、安心感へと変わる。

(なんか。こうしてるの安心するな··)

思わず
“ふふっ”
と笑みを零す芽依。

「芽依?」
「佑陽くんにこうされるの、安心するなって」


キュ···
(ほんと芽依って··)


佑陽は、そっとペンを持つ芽依の手を握り


ドキ··
「佑陽くん··?」

コツンと芽依の首元に顔を埋める。

「芽依が俺の部屋にいるって。··なんかすげぇ嬉しくてさ。」

「えっ?」

佑陽はゆっくりと話しを続ける。

「事故の後。もう、芽依はここに来ねぇかもって··思ったし」

そう話す佑陽は、どこか切ない声で。

「佑陽くん··」

芽依は小さく名前を呼ぶと
佑陽はふと顔をあげ

「あー··悪りぃ。」
軽く笑い

「こんな重い話しするつもりじゃなかった。」
そう、芽依の髪を撫で

「ただ、嬉しいって伝えたかっただけだから。」