そして、日曜日。
(ここが佑陽くんの家···)
佑陽の家のドアの前で
立ち尽くす芽依。
記憶をなくしてから、
芽依は佑陽の家にくるのは 初めてだった。
(緊張する···)
少し震える指先で インターフォンを鳴らす。
『はい』
「佑陽くん、芽依ですっ」
『今開けるな』
ガチャ
すぐにドアは開き
「芽依」
いつものように、
優しく、笑いかける佑陽。
家だからか、 いつもみない
ラフな格好にも、どこかドキっとしてしまう。
「おはよ!··おじゃましますっ」
「芽依緊張してる?」
ドキ··
「するよっ//!」
芽依は少し頬を赤くして、答える。
「そんな身構えんなよ笑」
「してないっ//」
ガチャっとリビングへと入ると
キュ··
と芽依の胸は、なぜか苦しくなる。
(あ、ここ···)
“来たことがある”
部屋をみて、そう確信する芽依。
そっと芽依は佑陽の手を取り
「佑陽くん··」
「ん?」
「私。この部屋に何度か来た事あるって··今感じた」
芽依の言葉に佑陽は、
「うん。芽依来てるよ。何度も。」
そう、頭をそっと撫でながら
ふと笑いかける。
「なんかね。落ち着くの··」
芽依は、どこか幸せそうに微笑む。
その笑みに、佑陽は胸がギュっと締め付ける。
「··なぁ。今それ言うの反則」
「えっ?」
“なんで?”
と言ってるみたいな表情の芽依。
「勉強所じゃなくなるから··」
とぽつりと佑陽は、視線を逸らし呟く。
佑陽の言葉に、
きょとんとする芽依。
(無自覚なんだよな···)
“はぁ” と小さく息を吐き
「芽依、そこ座ってて。なんか飲み物入れてくるから。」
「うんっ··。あ、佑陽くん」
芽依は何かを思い出しかのように
「少しだけどクッキー作ってきたの!あとで食べよ?」
「芽依のクッキー美味いんだよなぁ。ありがとな、あとで食お」
佑陽は嬉しそうに、芽依からクッキーを受け取ると、飲み物を入れにキッチンへと向かった。
芽依はソファー下の
テーブルの前にちょこんと座り、
ノートや教科書を出した。
「分かんないところあったら言って」
佑陽はソファーへ座り、芽依に話しかける。
「うん!」
数分後。
じっと教科書とにらめっこする芽依。
「うーん···。佑陽くん」
「ん?」
「分かんない··」
佑陽は飲んでいた飲み物をゴクッと飲み込み、
思わず吹き出しそうになるのを堪えた。
「早くね?笑」
「だって··」
芽依は困ったように、佑陽へ視線を送る。
「どこ?」
「ここ··」
「あー··それはさ」
佑陽はソファーから降り、
芽依の後ろにしゃがみこみ
“貸して”
とペンを取り、ノートに書き出す。
「この式はさ」
ドキ···
(まって···///)
後ろから抱きしめられるように、近くなる距離。
耳元で聞こえる佑陽の声や
香水の香り。
芽依の心臓はドキっと跳ね上がる。
「で、こうして···」
「うんっ··」
「芽依、ちゃんと聞いてる?」
「き、聞いてるよ!//」
少し緊張ぎみに返事する芽依。
「赤点取ったら、冬休み補習なんだろ?休み潰れるぞ」
と佑陽はポンっと芽依の頭を
軽く手のひらでたたく。
「それはやだ」
「なら集中しろ」
「はいっ··」
(ここが佑陽くんの家···)
佑陽の家のドアの前で
立ち尽くす芽依。
記憶をなくしてから、
芽依は佑陽の家にくるのは 初めてだった。
(緊張する···)
少し震える指先で インターフォンを鳴らす。
『はい』
「佑陽くん、芽依ですっ」
『今開けるな』
ガチャ
すぐにドアは開き
「芽依」
いつものように、
優しく、笑いかける佑陽。
家だからか、 いつもみない
ラフな格好にも、どこかドキっとしてしまう。
「おはよ!··おじゃましますっ」
「芽依緊張してる?」
ドキ··
「するよっ//!」
芽依は少し頬を赤くして、答える。
「そんな身構えんなよ笑」
「してないっ//」
ガチャっとリビングへと入ると
キュ··
と芽依の胸は、なぜか苦しくなる。
(あ、ここ···)
“来たことがある”
部屋をみて、そう確信する芽依。
そっと芽依は佑陽の手を取り
「佑陽くん··」
「ん?」
「私。この部屋に何度か来た事あるって··今感じた」
芽依の言葉に佑陽は、
「うん。芽依来てるよ。何度も。」
そう、頭をそっと撫でながら
ふと笑いかける。
「なんかね。落ち着くの··」
芽依は、どこか幸せそうに微笑む。
その笑みに、佑陽は胸がギュっと締め付ける。
「··なぁ。今それ言うの反則」
「えっ?」
“なんで?”
と言ってるみたいな表情の芽依。
「勉強所じゃなくなるから··」
とぽつりと佑陽は、視線を逸らし呟く。
佑陽の言葉に、
きょとんとする芽依。
(無自覚なんだよな···)
“はぁ” と小さく息を吐き
「芽依、そこ座ってて。なんか飲み物入れてくるから。」
「うんっ··。あ、佑陽くん」
芽依は何かを思い出しかのように
「少しだけどクッキー作ってきたの!あとで食べよ?」
「芽依のクッキー美味いんだよなぁ。ありがとな、あとで食お」
佑陽は嬉しそうに、芽依からクッキーを受け取ると、飲み物を入れにキッチンへと向かった。
芽依はソファー下の
テーブルの前にちょこんと座り、
ノートや教科書を出した。
「分かんないところあったら言って」
佑陽はソファーへ座り、芽依に話しかける。
「うん!」
数分後。
じっと教科書とにらめっこする芽依。
「うーん···。佑陽くん」
「ん?」
「分かんない··」
佑陽は飲んでいた飲み物をゴクッと飲み込み、
思わず吹き出しそうになるのを堪えた。
「早くね?笑」
「だって··」
芽依は困ったように、佑陽へ視線を送る。
「どこ?」
「ここ··」
「あー··それはさ」
佑陽はソファーから降り、
芽依の後ろにしゃがみこみ
“貸して”
とペンを取り、ノートに書き出す。
「この式はさ」
ドキ···
(まって···///)
後ろから抱きしめられるように、近くなる距離。
耳元で聞こえる佑陽の声や
香水の香り。
芽依の心臓はドキっと跳ね上がる。
「で、こうして···」
「うんっ··」
「芽依、ちゃんと聞いてる?」
「き、聞いてるよ!//」
少し緊張ぎみに返事する芽依。
「赤点取ったら、冬休み補習なんだろ?休み潰れるぞ」
と佑陽はポンっと芽依の頭を
軽く手のひらでたたく。
「それはやだ」
「なら集中しろ」
「はいっ··」



