秘密な恋愛

翌日の昼休み。

カフェテリアでご飯を食べていた
芽依と佑陽。

(昨日の事··話したほうがいいよね··)
考え事をし、
ぼーとする芽依が気になったのか

「··芽依?」
と佑陽は話しかける。

「あっ、ごめんね」
「どした?」

少しの変化にも気づいてしまう佑陽。

(佑陽くんには隠せないな···)

「昨日ね。··拓海くんに偶然会って。」

“拓海” という言葉にピクっと反応する佑陽。

「··うん」

芽依は少し息を吐き

「告白された。···あっ、もちろんすぐに断ったよ!?」

1人焦る芽依。
そんな芽依を見て、 ふと笑う佑陽。

「なんで1人で焦ってんだよ笑」
「えっ!?だって··」

不安そうな芽依。

「怒ると思った?」
優しい声の佑陽。

「··ちょっとだけ」
小さな声で呟く芽依。



「まぁ··」
少し間をあけて

「正直、なんとも思わねぇ訳じゃねぇけどさ。」


ドク···
(やっぱり、話さない方が良かったかな···)

佑陽の言葉を聞き、
グッ··と手に少しだけ力が入る。

でも佑陽は
「ちゃんと話してくれただろ、こうして。黙っててもバレねぇのに。」
と優しく笑いかける。

キュ··と胸が鳴る芽依。
「··うん」

「妬くけどな、めちゃくちゃ。」

ドキ··
「佑陽くん···」



佑陽はテーブルに頬杖をついたまま、
愛おしそうに芽依へ視線を向ける。

その時
芽依の胸元から キラッとネックレスが見え

(芽依ネックレスなんかしてたか··?)

佑陽は気になり
そっとネックレスに触れ

その仕草に
ドキっとしてしまう芽依。

「これ···」

それは佑陽があげた指輪だった。
芽依は少しだけ恥ずかしそうに

「指輪付けてたら、学校で無くしちゃいそうだから。ネックレスにしたの。ずっと持ってたくて」

その言葉にふと視線を逸らし

「··ほんとずるいって」
と小さく呟く。

(かわいすぎるだろ··)

「佑陽くん··?」

佑陽は芽依へ視線を戻し、
そっと芽依の髪に触れ

「あんまり可愛いこと言うなよ。··いいの?キスしても」

どこか意地悪に笑う佑陽。

ドキ···
「だ···だめだよっ//。みんないるもん···」

「いなかったらいいんだ?」

「佑陽くんっ//」

ただでさえ近い、
今すぐにでもキスされそうな
距離。

髪に触れる仕草や
甘い声にドキドキが止まらない芽依。


芽依の反応が可愛くて、
思わずついからかってしまう佑陽。



その2人の様子を後ろから見ていた由奈と翔多。

「なんか。また距離近くなってない··?」
「まぁ佑陽がな 」

「佑陽くんほんとどうしちゃったの?」

由奈の質問に翔多は少し考え

「そりゃあさ。一度、芽依ちゃん失うかもって体験して。記憶無くしてもまた好きになってんだからさ。ああもなるって。」
と少し真面目な声で、話す。

「··そっか。そうだよね」

「··何?羨ましいの??」
と翔多はふと、由奈に笑いかける。

「へっ··///?!そんなことないよっ」

「まぁ俺らはいつでもラブラブだもんなっ」
そういい、

“由奈ーっ”
と翔多は由奈に抱きつく。

「ちょっと翔ちゃん///!!!」
それに赤くなる由奈。