秘密な恋愛

それから 芽依はお弁当を作り
お昼には一緒にご飯を食べた。

なんでもない会話が どこか心地よかった。



でも、時々。

「わりぃ。今日早めに帰るな」

そう言って、途中で帰る日があった。


(今日も用事···?)
その度に胸の奥が、チクッと痛む。


どこか気になる芽依。 触れていいのか分からず、モヤモヤしていた。

そんなある日。
雜誌を見ていたら、
ふと モデルのハルが目に留まる。

(なんでかな···)

ハルを見る度に 気になってしまう。

ふと笑う仕草が どこか佑陽と重なり。

でも別人のような。

不思議な感覚。

それに芽依には気になることがあった。

“ハルと一緒に撮った写真”と
佑陽との過去のLINEのやり取りで、
度々でてくる “仕事”という言葉。

芽依は記憶が無くなる前、
佑陽とのやり取りでも
“モデル”という言葉は使わないようにしていた。

もちろん佑陽も。

(仕事って···バイトかな··?)


でもどこかすっきりしない芽依。

「聞いても··大丈夫かな···」