翔多の言葉に、
佑陽の胸がきゅっと締めつけられる。
「俺が?」
「うん。芽依ちゃん、目覚ましてからさ」
翔多は佑陽の目を見て言う。
「最初に泣いたの、佑陽の前だろ。両親でも、
由奈でもなくて。」
佑陽は、一瞬だけ息を呑んだ。
あの時。
佑陽の声を聞いた瞬間。
ふっと、泣き出した芽依。
(···確かに)
あれは、怖いとか混乱とかだけじゃなかった。
声を聞いた瞬間、
まるで張りつめてた糸が切れたみたいに。
芽依の涙が、溢れた。
「好きな子には笑っててほしいよ」
翔多は言う。
「俺だって、由奈には笑っててほしい。でもさ」
少しだけ口調が真剣になる。
「芽依ちゃん、無理に笑っても、ちゃんと泣くのって、佑陽といる時だろ?」
「···っ」
佑陽は言葉を失った。
(泣かせてる···俺がダメだから泣く)
そんなふうに思っていた。
でも
「泣けるってことはさ」
翔多は続ける。
「佑陽が、芽依ちゃんにとって“安心できる場所”ってことなんだよ」
「安心···」
佑陽の口から、その単語がこぼれた。
翔多は頷く。
佑陽は、拳をぎゅっと握る。
泣かれるのが辛い。
でも、
泣いてもいいって 芽依が思える相手が
自分だってこと。
胸の奥が熱いのに、 同時に痛くなる。
佑陽の胸がきゅっと締めつけられる。
「俺が?」
「うん。芽依ちゃん、目覚ましてからさ」
翔多は佑陽の目を見て言う。
「最初に泣いたの、佑陽の前だろ。両親でも、
由奈でもなくて。」
佑陽は、一瞬だけ息を呑んだ。
あの時。
佑陽の声を聞いた瞬間。
ふっと、泣き出した芽依。
(···確かに)
あれは、怖いとか混乱とかだけじゃなかった。
声を聞いた瞬間、
まるで張りつめてた糸が切れたみたいに。
芽依の涙が、溢れた。
「好きな子には笑っててほしいよ」
翔多は言う。
「俺だって、由奈には笑っててほしい。でもさ」
少しだけ口調が真剣になる。
「芽依ちゃん、無理に笑っても、ちゃんと泣くのって、佑陽といる時だろ?」
「···っ」
佑陽は言葉を失った。
(泣かせてる···俺がダメだから泣く)
そんなふうに思っていた。
でも
「泣けるってことはさ」
翔多は続ける。
「佑陽が、芽依ちゃんにとって“安心できる場所”ってことなんだよ」
「安心···」
佑陽の口から、その単語がこぼれた。
翔多は頷く。
佑陽は、拳をぎゅっと握る。
泣かれるのが辛い。
でも、
泣いてもいいって 芽依が思える相手が
自分だってこと。
胸の奥が熱いのに、 同時に痛くなる。



