秘密な恋愛

その日の夜。
消灯後の病室。

(眠れない···)

目を閉じても、昨日のことや
今日のことが頭に浮かんでくる。

ふと、佑陽の書いたノートが視界に入った。
芽依はそっとそれを手に取り、
一枚、一枚とページをめくっていく。

笑ってしまう日もあれば、
佑陽の気持ちが書き込まれた日もあって、
読むたびに胸がきゅっと痛んだ。

パラパラ、とページをめくり

そろそろ閉じようとした、
そのとき。
最後のページに
文字が書かれていることに気づく。

(なんか書いてある···?)

芽依は最後のページをそっとめくった。

そこには

『芽依。 芽依が起きたら、一番最初に··
「おはよう」って言ってほしい。』

『いつもの、俺の好きな·· 芽依の笑顔、見せてほしい。』


そう綴られていた。

ギュ···と胸の奥が苦しくなる。

(私···泣いてばかり···)

“佑陽くんに、おはようっていいたい”

そう心に思う芽依。