秘密な恋愛

(ほんとは、もっと傍にいたいけど···)

「芽依、今日はもう休め」

そう言って、佑陽はそっと芽依から離れ、
静かに身体を横にする。

目を覚ましたばかりの疲れが出たのか、
芽依はすぐにまぶたを閉じた。


佑陽は芽依の髪を、そっと撫でて
「おやすみ」

と優しく呟き、眠る顔を見つめ続けた。




数分後。
病室のドアが静かに開く。

「あら、芽依、寝たの?」
小さな声で、芽依のママが話しかける。


「はい」
佑陽は振り返り、少し迷ってから尋ねた。
「あの、芽依さんのお父さんは···」

「今、これからの手続き中よ」

「退院は、どれくらいでできそうですか?」

その問いに、芽依のママは少しだけ考えて
「芽依の回復次第だけど···1週間くらいかしら」