秘密な恋愛

胸の奥が、きゅっと締めつけられ、
芽依は切ない表情を浮かべる。

「私···」

「芽依?」

震える唇で、芽依はゆっくり言った。

「ちゃんと、佑陽くんのこと···好きだった?」

その瞬間、佑陽の目が揺れる。
泣きそうな顔で笑って、
芽依の髪をそっと撫でた。

「好きだったよ、めちゃくちゃ···」

佑陽の切ない表情に、
芽依の胸がまた痛くなる。

「ごめ···」

芽依がまた謝ろうとした、その言葉を

「芽依」
佑陽が静かに止める。

「思い出せなくてもいい」
そっと芽依の頬に触れ、
優しい声で続けた。

「また···俺のこと、好きになって?」


芽依は言葉にならないまま、
こくん、と小さく頷いた。