目の前で涙が止まらない芽依。
「わか···らないのに」
苦しい。
何かを思い出したいのに、何も掴めない。
頭の中は霧みたいに白いまま。
それなのに。
この声だけは···知ってる。
佑陽は芽依の手を離し、
ゆっくり立ち上がった。
そしてベッドの端に腰掛けると、
そっと芽依を自分の方へ引き寄せた。
ドキ···
「っ···」
びっくりして言葉が出ない芽依。
でも、抱きしめられた瞬間。
胸の奥が、きゅっと締めつけられた。
懐かしい。
何度も、こうして抱きしめてくれたような
感覚が残っている。
芽依は、一瞬離れようとするが
腕が動かなくなってしまった。
(なんで?身体が、離れたくないって言ってるみたい··)
佑陽の体温が、優しい。
抱きしめられたまま、芽依は小さく震えた。
「ごめんな、いきなり抱きしめたりして」
耳元で聞こえる声は、申し訳なさそうで
でも、どこか安心させるみたいに柔らかく
優しい。
「佑···」
その呼びかけに佑陽の指先が、ぴくっと動く。
佑陽は少しだけ息を吐き
静かに言った。
「佑陽。そう呼ばれてた」
「ゆう···ひくん?」
「わか···らないのに」
苦しい。
何かを思い出したいのに、何も掴めない。
頭の中は霧みたいに白いまま。
それなのに。
この声だけは···知ってる。
佑陽は芽依の手を離し、
ゆっくり立ち上がった。
そしてベッドの端に腰掛けると、
そっと芽依を自分の方へ引き寄せた。
ドキ···
「っ···」
びっくりして言葉が出ない芽依。
でも、抱きしめられた瞬間。
胸の奥が、きゅっと締めつけられた。
懐かしい。
何度も、こうして抱きしめてくれたような
感覚が残っている。
芽依は、一瞬離れようとするが
腕が動かなくなってしまった。
(なんで?身体が、離れたくないって言ってるみたい··)
佑陽の体温が、優しい。
抱きしめられたまま、芽依は小さく震えた。
「ごめんな、いきなり抱きしめたりして」
耳元で聞こえる声は、申し訳なさそうで
でも、どこか安心させるみたいに柔らかく
優しい。
「佑···」
その呼びかけに佑陽の指先が、ぴくっと動く。
佑陽は少しだけ息を吐き
静かに言った。
「佑陽。そう呼ばれてた」
「ゆう···ひくん?」



