秘密な恋愛

( 戻ってきた···)

胸の奥が熱くて、痛くて、苦しくて。

それでも、涙が止まらなかった。



(なんだろう、この感じ···知ってる)

芽依はまだ現実がうまく掴めない。
視界も、意識も、ぼやけたまま。

それでも、抱きしめられる温度が
妙に懐かしくて、落ち着く。


その時。

「佑陽くん?」
看護師が異変に気づいて、駆け寄ってくる。

「芽依ちゃん!?意識戻ったの!?」
すぐにナースコールが押され、
病室は一気に慌ただしくなった。