秘密な恋愛

それから数時間後。

(···っ)
気づけば、椅子に座り芽依の手を握り
いつの間にか、寝てしまった佑陽。


時間はもう面会終了ギリギリだった。

「帰んねぇと···な 」

そう思い、
芽依の手を離そうとした
その時



キュッ···

と微かに動く芽依の指。

「芽依···?」


その呼びかけに
またキュッと芽依の手は動く。

「芽依っ」

「···」

酸素マスク越しに
微かに動く唇