秘密な恋愛

「···お前さ。 芽依がそのせいでトラウマになってたの、知らねぇんだろ」



佑陽の言葉を聞き
ドク···と鼓動がなる。

「トラウマって···」


「また誰かを好きになって。その時、自分がまた断ったりしたら···嫌われるんじゃないかって。ずっと好きになるのが怖かったんだよ、芽依。」


言葉がでない拓海。

「なんで責めなかったんだよ、あの時···」



「そんな事。芽依が言えるわけねぇだろ···。傷ついた側なのに、芽依は“相手を悪者にする”ことができねぇんだよ」

ギュ···
と拓海は自分の手に力がはいる。
その手は震えていた。

「優しすぎるんだよ、芽依···」
とぽつりと呟く拓海。