「···あのさ」
「なんだよ」
佑陽は少し間を置いてから、言った。
「事故のこと聞いた。お前が芽依のこと助けなかったらって。···ありがとな。芽依、助けてくれて」
即死だった。
わかっていても、それだけは口にできなかった。
その言葉を聞いた拓海は、
どこか苦しそうに顔を歪める。
「···俺が」
「···?」
「あの時、俺が芽依に声かけて止めなかったら···もしかしたら芽依、助かってたかもしれない」
その瞬間
佑陽は拓海の胸ぐらを掴んでいた。
「は?今なんて言った···?」
「···殴りたいなら殴れよ」
一瞬、殴りそうになる。
けど佑陽は拳を止め、拓海を突き放す。
「···お前殴っても、芽依が起きるわけじゃねぇし」
「···っ」
(殴れよ···。その方が俺は···)
佑陽が殴らなかった事に対し
どこか煮え切らない拓海。
しばらく続く沈黙。
病室に響くのは、機械音と
芽依の静かな寝息だけ。
その沈黙を破ったのは拓海だった。
「芽依と公園にいた時」
“公園” という言葉に佑陽は 反応し、
ふと顔を上げる。
「芽依に謝ろうとしたんだ。中学ん時の事」
佑陽は芽依から話しを聞いた事を思いだした。
元彼···
拓海と付き合っていた時に
トラウマが出来た話しを。
「···謝る?」
「あぁ」
拓海は視線を落としたまま、
言いづらそうに続けた。
「俺と二人で居て、何とも思わないのか聞いたら、芽依···“あの時たくさん泣いた”って··
“私が悪いのかな”って···俺に言ったんだよ」
拓海の言葉を聞き、 胸が苦しくなる佑陽。
「なんだよ」
佑陽は少し間を置いてから、言った。
「事故のこと聞いた。お前が芽依のこと助けなかったらって。···ありがとな。芽依、助けてくれて」
即死だった。
わかっていても、それだけは口にできなかった。
その言葉を聞いた拓海は、
どこか苦しそうに顔を歪める。
「···俺が」
「···?」
「あの時、俺が芽依に声かけて止めなかったら···もしかしたら芽依、助かってたかもしれない」
その瞬間
佑陽は拓海の胸ぐらを掴んでいた。
「は?今なんて言った···?」
「···殴りたいなら殴れよ」
一瞬、殴りそうになる。
けど佑陽は拳を止め、拓海を突き放す。
「···お前殴っても、芽依が起きるわけじゃねぇし」
「···っ」
(殴れよ···。その方が俺は···)
佑陽が殴らなかった事に対し
どこか煮え切らない拓海。
しばらく続く沈黙。
病室に響くのは、機械音と
芽依の静かな寝息だけ。
その沈黙を破ったのは拓海だった。
「芽依と公園にいた時」
“公園” という言葉に佑陽は 反応し、
ふと顔を上げる。
「芽依に謝ろうとしたんだ。中学ん時の事」
佑陽は芽依から話しを聞いた事を思いだした。
元彼···
拓海と付き合っていた時に
トラウマが出来た話しを。
「···謝る?」
「あぁ」
拓海は視線を落としたまま、
言いづらそうに続けた。
「俺と二人で居て、何とも思わないのか聞いたら、芽依···“あの時たくさん泣いた”って··
“私が悪いのかな”って···俺に言ったんだよ」
拓海の言葉を聞き、 胸が苦しくなる佑陽。



