秘密な恋愛

芽依のママはそっと芽依の手を握り、
「まったく···芽依ったら。いつまで寝てるのかしら」
そう軽く笑いながら話すのに、
目からは涙が溢れていた。


芽依のパパは、病室にいる三人に視線を向け、
「心配だろうが··今日はもう遅い。君たちは帰りなさい」
そして、小さく頭を下げた。

「芽依のために来てくれて、ありがとう」


「···はい」

“行こ”
由奈が小さく呟き、翔多の手を取る。
二人は芽依の両親に挨拶をして、病室を出た。


それでも、その場から動けない佑陽。
佑陽はふと芽依へ視線を送り、

「···また明日、来ます」
そう芽依の両親へ挨拶し、病室を出た。