秘密な恋愛

しばらくして
ガラッ、とドアが開き
医師からの説明を終えた芽依の両親が
部屋へと入る。

「あなたは···」
真っ赤になった目で、
佑陽に声をかける芽依のママ。

佑陽はゆっくりと立ち上がり、
「芽依さんとお付き合いさせていただいてます、矢崎佑陽です」

そう言って深く頭を下げた。

「そう··あなたが···」
どこか佑陽に会えたことに安心したように、
芽依のママは穏やかな表情を見せる。

「すみません···なかなかご挨拶に伺えなくて···」

「いいのよ。芽依から、たくさん話は聞いてたわ」
芽依のママは隣にいる芽依のパパへ、
こそっと

「芽依の彼氏さん」
と伝える。

芽依のパパは
「···あぁ」
と短く返事をして、佑陽へ視線を向けた。

佑陽は芽依のパパにも、
もう一度しっかり頭を下げる。