秘密な恋愛

「まだ··寝たくないの··」
とキュッと佑陽の服をつかむ。


(··俺はどうしたらいいんだ)
必死で理性を保つ佑陽。


「··じゃあ、芽依は俺にどうして欲しいの?」


「···キスして?」

無意識なのか、
芽依は上目遣いで佑陽を見つめる。

その視線が
佑陽の胸の奥をギュッと締めつけた。

(…なんでそんな顔すんだよ)

「…1回だけな?」
そう言って 佑陽はそっと芽依頬に触れ、
ゆっくり唇を重ねる。


やさしい、短いキス。

それだけで終わらせるはずだった。

…のに。

芽依は離れようとした佑陽の服を掴んで、
逃がさないみたいに引き寄せた。

「っ…芽依…?」

返事の代わりに 芽依がもう一度、
唇を求めてくる。

甘くて、深いキス。

ドクン…と佑陽の理性が跳ねた。
(……まじか)


芽依のまだ慣れない呼吸。 少し震える指。

“好き”が、そのまま全部伝わってくるみたいで。