その頃
由奈は···
何度も佑陽に電話をかけて、
やっとつながった。
『わりぃ、今終わった。なんかあった?』
「佑陽くん、大変なの…っ」
由奈は早口で、状況を説明した。
カラオケでのこと。
芽依が間違えてお酒を飲んだこと。
そして、酔った芽依を拓海が
付き添って帰ったこと。
『…は?』
一拍。
声が低くなる。
『じゃあ今、芽依…そいつと一緒にいんの?』
「うん…ごめんね。私、芽依から離れなかったら…」
『中谷のせいじゃねぇよ』
短く言い切って、佑陽は息を吐く。
『連絡ありがとな。俺、今すぐ芽依に電話する』
「うん…っ。あっ、佑陽くんっ」
『ん?』
「芽依に会っても、責めないであげて?事故だから··」
『俺が芽依責めると思う?』
とそれは芽依を想う優しい声。
「ううん··。ごめんね、芽依のことお願い」
通話が切れる。
由奈はスマホを握りしめたまま、
胸の奥がずっとざわついていた。
(お願い…芽依…)
(なにも、起きないで…)
由奈は···
何度も佑陽に電話をかけて、
やっとつながった。
『わりぃ、今終わった。なんかあった?』
「佑陽くん、大変なの…っ」
由奈は早口で、状況を説明した。
カラオケでのこと。
芽依が間違えてお酒を飲んだこと。
そして、酔った芽依を拓海が
付き添って帰ったこと。
『…は?』
一拍。
声が低くなる。
『じゃあ今、芽依…そいつと一緒にいんの?』
「うん…ごめんね。私、芽依から離れなかったら…」
『中谷のせいじゃねぇよ』
短く言い切って、佑陽は息を吐く。
『連絡ありがとな。俺、今すぐ芽依に電話する』
「うん…っ。あっ、佑陽くんっ」
『ん?』
「芽依に会っても、責めないであげて?事故だから··」
『俺が芽依責めると思う?』
とそれは芽依を想う優しい声。
「ううん··。ごめんね、芽依のことお願い」
通話が切れる。
由奈はスマホを握りしめたまま、
胸の奥がずっとざわついていた。
(お願い…芽依…)
(なにも、起きないで…)



