秘密な恋愛

数分後。
「芽依、大丈夫……あれ?」
事務所から戻ってきた由奈は、
空席を見て固まった。

「…芽依は?」

「あー、酔ってるから拓海と帰ったけど」

「…えっ!?」
“動かないで” って言ったのに··
一気に血の気が引く。


「大丈夫じゃね?もともと付き合ってたし」

「え、芽依ちゃん彼氏いるんでしょ?」

「うわ、それ逆にまずい状況じゃね?」

周りが軽く言う言葉が、
さらに由奈を焦らす。

(…とりあえず佑陽くんに連絡しなきゃ……!)

由奈は急いでスマホを取り、
佑陽に電話をかける。

でも仕事なのか、
中々でない佑陽。

(お願いでてよ〜···)

由奈は、芽依にもかけるか当然でない。