秘密な恋愛

「すみませんっ、先程のドリンク…1つだけカクテルが混じっておりましたっ」

店側のミスで、
芽依が飲んだものがお酒だったことがわかった。

(やっぱり…。芽依、ひとりで大丈夫かな)
芽依が気がかりで仕方ない由奈。

「すみません、少し状況を伺ってもよろしいですか?」
奥から店長らしき人物が現れ、
由奈を事務所へ案内する。


(今、芽依のところ離れるの嫌なんだけど…)
そう思いながらも
由奈は小さく頷き、その場を離れた。



その頃。
「芽依、大丈夫か?」
トイレの外から声をかける拓海。

数分後
ふらっと芽依がトイレから出てきた。

「私のバッグ、どこだっけ……」
ぼんやりした目で、足元もおぼつかない。

拓海はすぐに芽依の腕を支えた。
「バッグ?部屋の中だろ」

「…帰る…」
フラフラと歩き出そうとする芽依。

「あ、ちょっと待て芽依」
拓海は芽依をその場に座らせるようにしてから、 部屋へ戻り、
芽依の荷物をまとめる。

そして
「芽依、酔ってるし俺送ってくわ」

周りの男子に向かって軽く言い
カラオケを出た。