秘密な恋愛

「それでも」
芽依は顔を上げた。

自分でも驚くくらい、声はまっすぐだった。

「それでも、佑陽くんのそばにいたいです」


花菜が一瞬、言葉を失う。

「忙しくなるのも、会えない日が増えるかもしれないのも···全部、わかってます」

「なら別れ···」


花菜の言葉を遮るように
「私はっ··佑陽くんを支えたい。隣にいて、支えたいの。」


その言葉を聞いた花菜は
佑陽から言われた言葉を思いだすそれは少し前、佑陽がふとこぼした言葉。


“忙しくてもさ。隣にいてくれるって思えるだけで、頑張れるんだよ”

強がりでも、照れ隠しでもない。
あの時の佑陽は、まっすぐだった。


「芽依ちゃんは··ちゃんと佑陽を見てるって言いたいの?」




「私が好きなのは佑陽くんです。お仕事の時の姿ももちろん大好き。」

「でもそれよりも、素で笑って私に弱さを見せて頼ってくれる··佑陽くんが1番大好きなの。」