秘密な恋愛

花菜はストローを指でいじりながら、
しばらく黙っていた。
その沈黙が、やけに長く感じられる。

「…単刀直入に言うね」

顔を上げた花菜の目は、笑っていなかった。

「佑陽と、別れてほしい」

“やっぱり来た··”
とぐっと思う芽依。



「·ごめんなさい。それは出来ないです」

芽依は少し震える手を
キュッとする。


「佑陽の仕事わかるでしょ?今はいいかもしれない。でもこれからどんどん伸びてくよ。··一般の芽依ちゃんが、佑陽を支えて行けるの?きっともっと忙しくなって、芽依ちゃんほっとかれちゃうよ?そんなの、我慢できるの?」



芽依は一度、ゆっくり息を吸った。
胸の奥が、ぎゅっと締めつけられる。

確かに怖い。
不安じゃないわけがない。

でも···